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生物多様性の保全:SCジョンソン社、森林の生態圏の保全に取り組むブラジルのカーティンガ協会を支援

SCジョンソン社は何世代にもわたり、ブラジルのカーティンガ地域との強固な関係を育んできました。同地域はH.F.ジョンソン・ジュニアが1935年に行なった壮大なブラジル旅行の目的地であった、フォルタレザの近くに位置しています。また、当社の大規模な重要製造拠点のあるマナウスにも近接しています。

しかし、もっと重要なことに、カーティンガは驚くほど多種多様な植物や鳥、魚、爬虫類、動物たちの生息地でもあり、それらは保護する価値のある貴重な種ばかりです。 

カーティンガ地域におけるSCジョンソン社の取り組みが、サステナビリティと環境保全を支える

サム・ジョンソンが1998年に行なったブラジルへの調査旅行の終わりに、SCジョンソン社はブラジルの同地域の研究・保護に取り組むカーティンガ協会の設立を支援しました。同協会は現在、地域の生態圏において極めて重要な役割を担っています。同協会はサムの父親に捧げる贈り物でもありました。というのも、彼の最初の調査旅行がSCジョンソン社の長年にわたるブラジルロウヤシとそのサステナビリティの研究につながったからです。

「カーティンガ地域ならびにブラジルの人々は今も昔も、SCジョンソン社の歴史において重要な部分を占めています」と語るのはSCジョンソン社で最高サステナビリティ責任者を務めるケリー・M・ゼムラウ。「ファミリーカンパニーとして、私たちは全世界の未来の世代のために、環境の保護・保全に努めています。ブラジルのカーティンガ地域における当社の支援活動は、そのコミットメントを証明するものであり、ブラジルで当社が築いてきた遺産を尊重するものでもあります。ブラジルのカーティンガ地域における当社の支援活動は、未来の世代のために環境の保護・保全に努める当社のコミットメントを証明するものであり、ブラジルで当社が築いてきた遺産を尊重するものでもあります」

慈善事業とポリシーを通じて生態系を保護

カーティンガ協会がSCジョンソン社から受けた150万ドルの設立資金は、2,240種を超える植物や動物の保護および目録作成に充てられましたが、そのうち340種がカーティンガにしか生息していない固有種でした。さらに、SCジョンソン社はカーティンガの土地7,300ヘクタールをザ・ネイチャー・コンサーバンシーに寄付し、カーティンガにおける同団体の環境保全への取り組みを支援しています。15年経った今も、カーティンガ協会は同地域に関して最も権威ある団体とみなされています。その主な役割の1つは、セアラー州クラテウスにあるセーラ・ダス・アウマス自然保護区の保守管理であり、同区は現在、ユネスコアウトポストエコパーク(生物圏保存地域)に認定されています。

ブラジル、カーティンガ原産の野鳥、エリジロルリサンジャク
ブラジル、カーティンガ原産の野鳥、エリジロルリサンジャク。
カーティンガに生息するクロスジオマキザル
同じくカーティンガに生息するクロスジオマキザル。
ブラジルのカーティンガ地域
ブラジルのカーティンガ地域は全長約85万キロメートルにも及びます。

カーティンガ協会は、持続可能な地域開発および地域コミュニティとの連携といった重要課題を統合した、保全活動の革新的なモデルを生み出しました。また、同協会は、大学、専門団体、資金調達団体、農村の地主、家族経営農家、実業家、第三者組織、政府機関など、多岐にわたる個人や団体と提携関係を築いています。同協会の見積りによると、そのプロジェクトは7万人以上の人々に恩恵をもたらしています。

カーティンガ地域の支援は、森林保全および森林伐採の阻止に積極的に取り組むSCジョンソン社の数多くの継続的活動の1つです。より最近の取り組みとしては、コンサベーション・インターナショナルとの継続的連携を通じた森林保全と森林再生、そして同団体が掲げる全世界の森林伐採正味ゼロに関するポリシーなどがあります。

ジョンソン一家がブラジルに惚れ込んだ理由をご覧ください

1935年および1998年に訪れたブラジルで、SCジョンソン社の2人の経営者は、父子共にその後の人生を大きく変えるものに出会いました。そのストーリーをご覧ください。