環境パートナーシップ:共に森林伐採防止に取り組むSCジョンソン社とコンサベーション・インターナショナル
サステナビリティの支援や地球環境の保護は、1つの企業だけで成し遂げられることではありません。SCジョンソン社では、15年以上もの間コンサベーション・インターナショナルと連携し、森林や天然資源を保護する活動を支援しています。
ここ数年では、コンサベーション・インターナショナルと共に、アマゾン熱帯雨林を保護する過去最大の取り組み、「acre-for-acreマッチプログラム」を実施しました。このキャンペーンで集まった寄付金は、アマゾン地域の熱帯雨林の保護や約300万本の植林活動に利用されます。
企業の社会的責任:サステナビリティに関する課題への取り組み
2001年より、SCジョンソン社はコンサベーション・インターナショナルの環境リーダーシップ・センターの理事を務めてきました。2009年には、企業、NPO、その他の参加者が連携し、環境問題に取り組む世界的な環境保護団体、コンサベーション・インターナショナル・チームアースの創設メンバーとなりました。
これは、SCジョンソン社独自の取り組みの延長線上にある当然の展開でした。当社はその時点ですでに、工場から排出される温室効果ガスを、当社の2000年ベースラインと比較して27%削減するという2011年サステナビリティ目標を達成しており、現在では、温室効果ガス排出量55%削減と、当社グローバル施設から排出される廃棄物79%削減を実現しています。
当社はまた、コンサベーション・インターナショナルと連携し、ペルーアマゾンにおいてREDD+プログラムも実施しており、コミュニティに働きかけながら、環境保護、森林保護、生活の保護、さらにはカーボン・オフセット活動を行っています。
SCジョンソン社とコンサベーション・インターナショナルが連携し熱帯雨林の保護を推進
当社はコンサベーション・インターナショナルと連携し、VR映像『Under the Canopy(熱帯雨林の森の中で)』への支援を行いました。このプログラムの一環として、私たちは世界中の人々に、「acre-for-acreマッチキャンペーン」を通じた、約4,000ヘクタールのアマゾン熱帯雨林の保護への協力を呼びかけました。このプログラムにより、米国50州と31の国々からコンサベーション・インターナショナルのウェブサイトに寄付が寄せられました。
こうして集まった寄付金によりスタートしたのが、ブラジルアマゾンにおける世界最大の熱帯雨林再生プロジェクトでした。6年にわたって実施される数百万ドル規模のこのプロジェクトは、コンサベーション・インターナショナル、ブラジル環境省、地球環境ファシリティ(GEF)、世界銀行、ロック・イン・リオのパートナーシップにより実現したもので、2023年までにブラジルアマゾン地域に7,300万本の植林を行う予定となっています。
この取り組みは、2030年までに1,200万ヘクタールの森林再生を実現するというパリ協定の目標に向けて、ブラジルが前進する助けにもなるでしょう。
グローバル・コンサベーション・ヒーロー:サステナビリティのリーダーに贈られる賞
SCジョンソン社は、コンサベーション・インターナショナルの最も栄誉ある賞「グローバル・コンサベーション・ヒーロー・アワード」を受賞しました。この賞は、環境分野において世の中に影響をもたらす取り組みや活動を行い、地球や人類の利益につながる大きな変化を生み出した個人や組織に贈られるものです。
受賞者には、当社会長兼CEOのフィスク・ジョンソンのほか、俳優のハリソン・フォード、ロック・イン・リオのCEOルイス・フストなどがいました。
「熱帯雨林は、地球上で最も重要な生態系の1つであり、世界中の人々の繁栄に欠かせないものです」。賞についてコメントしたフィスクはこう述べました。「アマゾン地域の健康と未来の福祉に対する私たちの貢献が、コンサベーション・インターナショナルに評価されたことを誇りに思います。森林保護は、私たちの未来を守る上で非常に重要です。当社の支援が、他の皆さんの参加を促すことになればと思います。」
コンサベーション・インターナショナルCEO、M・サンジャヤンは次のように述べました。「アマゾン熱帯雨林の保護に対するSCジョンソン社の大きな貢献、特に今年前半に行われたコンサベーション・インターナショナルとの連携による約4,000ヘクタールのアマゾン森林保護の支援といった最近の取り組みは、素晴らしいリーダーシップの証であり、アマゾン地域やそこに暮らす人々、さらには世界全体の健康と繁栄の実現に対する深い関与を示すものです」
私たちは今後も、この取り組みを続けていきます。