森林保全:SCジョンソン社は森林伐採を食い止めるための取り組みを継続
SCジョンソン社では、当社が行う選択が当社そのものをよく表していると理解しています。選択とはそうあるべきなのです。だからこそ、持続可能かつ倫理的な手段で活動するべく懸命に取り組んでいることを、ぜひ皆様にも知っていただきたいと思います。また、地球に与える影響に関しては、注意深く選択を行う必要があります。
再生可能エネルギーへの投資から、事業廃棄物の削減、森林伐採正味ゼロの追求まで、私たちは未来の世代のために地球を守れるよう積極的に選択を続けています。
森林保全活動は、森林伐採正味ゼロポリシーに則って行われる
当社は、サプライヤー、ステークホルダー、パートナーと協力し、パルプ、紙、包装、パーム油の持続可能な調達を通じて、以下に概説する方針に従うことで、森林伐採正味ゼロを達成します。
パルプ、紙、パッケージに関する方針をもとに森林を保護する
SCジョンソン社は次のことを行います:
- 当社のパルプ、紙、パッケージについては、認証されサステナビリティに配慮し管理された材料(FSC(森林管理協議会)、PEFC(PEFC森林認証プログラム)、その他信頼性の高い基準にて認証を受けたもの)など)、または再生材を100%使用します。
- 物議を醸す資源から採った繊維(保護価値の高い地域から採った繊維など)や、紛争の元になる木材(暴力を伴う紛争を引き起こしたり、国や地域の安定を脅かしたりするような手段で取引された木材)を含むパルプや紙製品を排除します。
- 厚紙のパッケージによる影響を最小化するため自社パッケージを最適化します。
- ライフサイクル全体の影響、および繊維の選択に関連する生物多様性への影響を考慮します。
- リスクの高い地域や国からバージン繊維を調達しているサプライヤーが、優位を占める地域またはグローバルの森林認証計画による検証を要求しているか確認します。
- 進歩的な改善を実現するためにサプライヤーと協業し、定期的な独立監査を通して検証済みのサプライヤー自己評価方法を用い、進展具合を測定します。
また、パルプ、紙、パッケージ製品は、次のようなサプライヤーから購入します。
- SCジョンソン社のサプライヤー行動規範を遵守する
- 経済的に実行可能かつ環境への責任を果たし、社会的な利益をもたらす持続的な森林管理プラクティスを導入する
- 保護価値の高い(HCV)森林から繊維を採取しない
- 原材料について、関連する国および世界の法律や条約に準拠し、合法的に収穫、取引する
- プロセスの継続的な改善を推進できるよう双方向の対話を行う
パーム油のための森林伐採を制限する:パーム油、パーム核油またはオイルの派生物
SCジョンソン社では、比較的少量のパーム油やパーム核油、またはその派生物を使用していますが、持続可能ではないパーム油製品が未来の世代につなぐ地球や森林保全に与える影響を理解しています。
森林保護を支援するため、当社製品で新たに使用する原材料として持続可能ではないパーム油を制限しており、また新たな改質を行いながら、SCジョンソン社製品における持続可能でないパーム油の使用を削減しようと努めています。制限を受けた原材料は当社製品において使用できない、または決められた期日までに上級マネージャーの承認を得た場合のみ使用できます。
これらの目標を達成するため、SCジョンソン社は次のことを行います。
- パーム油やパーム核油、またはその派生物を使用した製品や調達方法について討議し見直すようサプライヤーに要請します。
- 森林伐採やパーム油の生産による良からぬ影響や環境問題、社会問題を故意にもたらしているサプライヤーからは、パーム油の購入を保留または廃止します。
- サプライチェーンのサステナビリティを強化するべく、ポリシーやプラクティスを継続的に見直し改正していきます。
森林伐採に関するソリューションには複数の保全団体の協力が不可欠である
真の進歩は単独では達成し得ないことを私たちは知っています。サプライヤー、ビジネス、その他団体と共に協力的に働きかけていくことが、森林伐採のような地球問題への取り組みに欠かせないステップであると確信しています。
森林保護の立場を明確に示すとともに、他社にも倣ってもらえるよう推進します。
またこの10年間、コンサベーション・インターナショナル(CI)と共に一連の戦略を推進し、アマゾンの熱帯雨林を保護し森林再生を進める活動の啓発と資金調達を行ってきました。
私たちは共により持続可能な未来を目指して取り組み続け、新たな高みに到達できるチャンスを持ち、また互いに責任を保有しています。