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授業料無償:CEOサム・ジョンソン、「ゲートウェイ・プロミス」への基金を提供しコミュニティカレッジとキャリア形成を支援

私たちSCジョンソン社は、コミュニティを強化するためには、教育と経済的発展のふたつの分野に集中することが不可欠であると考えます。これは、当社が事業を行うあらゆる場所に当てはまります。130年以上にわたって本社のホームグラウンドであり続ける、ウィスコンシン州のラシーンも例外ではありません。 
 
私たちには、地元の教育や技術的スキル、雇用機会に投資する社会的責任があると考えています。コミュニティのためだけではなく、私たちの将来の労働力にとっても、重要となるのは人であるからです。その一例として、当社はラシーン市のゲートウェイ・テクニカル・カレッジに350万ドル以上を寄付しています。  
人が自ら変化に影響を与え、人生の新しい岐路を歩むことを可能にする、このプログラムを支援できることを光栄に思う。質の良い教育は、青少年とコミュニティの成功にとって不可欠である。 

SCジョンソン社会長兼CEO、フィスク・ジョンソン

大学授業料についての問題が、全国的な話し合いの場でますます大きく取り上げられています。団体、ビジネス、コミュニティ同士が協力して教育を支援することで、個人とその家族にとって大きな変化を生み出すことができます。 

この理念のもとSCジョンソン社は、「ゲートウェイ・プロミス」プログラムへ70万ドル(うち半額以上は当社会長兼CEOのフィスク・ジョンソンからの個人寄付)を寄付しました。このプログラムは、入学要件を満たす地元の高校卒業生が、授業料無償でゲートウェイ・テクニカル・カレッジに通えるよう図るものです。

テクニカルカレッジでの学びを可能にする慈善事業
ゲートウェイ・テクニカル・カレッジでは、学生たちは各業界に焦点をあてたトレーニングと実践技術を習得できます。当社の寄付によって、大学教育を手頃な価格にし就職を可能にする目標に、また一歩近づくことができました。このような大規模のプログラムは、多くの低所得に悩む勤勉な学生にとって、そしてコミュニティ全体にとっての生活を変える可能性を秘めています。学生が助成金による学資援助と授業料との隙間にはまってしまうのを防ぎ、道を切り開くチャンスを与えるすべができたのです。
 
フィスク氏とSCジョンソン社からの贈呈を公表した際、ゲートウェイ・テクニカル・カレッジの学長兼CEOのBryan Albrecht教授は、次のように語っています。「ゲートウェイ・プロミスによって、インスピレーションが後押しされ、また子供たちが願えば平等に手の届く範囲に大学教育があるという希望が確かなものとなりました。」 
 
ラシーンとケノーシャの都市部に住む学生の最大50%が、ゲートウェイ・プロミス・プログラムの資格を手に入れることができると見込まれています。こういった青年たちが準学士号や技術免許を手に入れれば、成功へと大きな一歩を踏み出すことができるのです。

数十年にわたりゲートウェイ・テクニカル・カレッジと協力
「ゲートウェイ・プロミス」は傑出した取り組みですが、SCジョンソン社とゲートウェイ・テクニカル・カレッジのコラボレーションはこれが初でも、最大でもありません。地元の製造分野の労働力を訓練することを目的とした、同カレッジの総合製造エンジニアリング技術センター(iMET)の拡充を支援し、当社は170万ドルの寄付を行いました。 
 
また私たちは同カレッジの別のプログラムである「ブートキャンプ」も支援しました。地元の雇用主のニーズと、たえず変化する業界のトレンドに見合うようデザインされた、さまざまスキルを習得できるよう集中トレーニングを提供するプログラムです。コンピュータ数値制御(CNC)、ロジスティックス、電気通信などのプログラムがあります。
 
会社からの寄付によって教育支援をすることは、SCジョンソン社の長期的なコミットメントです。

この国において、収入の移動性を阻む障害を取り除くこと以上に重要なことはそうそうない。 

SCジョンソン社会長兼CEO、フィスク・ジョンソン

SCジョンソン社の慈善事業プログラムが、ゲートウェイ・テクニカル・カレッジのiMET拡充に資金提供。
SCジョンソン社は、20年以上にわたりゲートウェイ・テクニカル・カレッジを支援してきました。写真提供:ゲートウェイ・テクニカル・カレッジ

当社は2013年に、ゲートウェイへの支援を理由の1つとして、コンコルディア大学ウィスコンシンによる倫理的ビジネスリーダーシップ賞(Ethical Business Leadership Award)を受賞しました。 

「世界が相互的なつながりと複雑さを増している今日、ビジネスの先頭に立つということは、日に日に複雑な挑戦に立ち向かうということです。企業のリーダーがこれらの挑戦に打ち勝つためには、コミュニティと環境をかんがみた強い信念をもって、意思決定をすることが求められます。」と経営学部長のデビッドW.ボースト教授は語っています。 

「SCジョンソン社は、事業のあらゆる側面で徹底してコミュニティと環境に配慮している先駆的な存在です。本表彰が、他の企業にとって気づきをもたらし、同社の後に続くきっかけとなるよう願います。」 

授業料無償のコミュニティカレッジに関する国家対談
2016年にSCジョンソン社の支援により、大学の費用とコミュニティカレッジの価値についての国家レベルでの対談の機会をもつことができました。ホワイトハウスとの授業料無償のコミュニティカレッジのプログラムに関する電話会談に、ゲートウェイ・テクニカル・カレッジと共に出席したのです。
 
当社の会長兼CEOのフィスク・ジョンソンは会談について次のように語っています。「本当に役に立つプログラムがそこにあるということを、人々に知ってもらうことが非常に重要だと思います。ビジネス、コミュニティ、少しでも上昇したいと願う人々、それぞれのニーズに叶ったプログラムがあるのです。」
 
なぜゲートウェイのプログラムを信頼し支援するのかと聞かれ、フィスクはこのように説明します。「収入の移動性を阻む障害を取り除き、一生懸命に働いて本物のチャンスを掴みたいと願う人々が、生活を満たす十分な賃金を手に入れられるよう助けること以上に、この国にとって大事なことはなかなかありません。私自身、それを見届けたかったのです。」