迫りくる蚊媒介の感染症から家庭を守るべく、SCジョンソン社が1,500万ドルを寄付
当社は虫よけ製品の世界最大の生産者として、病気の媒体となりうる蚊の被害を受けやすい環境にいるご家庭を守らなければと、特別な責任を感じています。会長兼CEOのフィスク・ジョンソンの言葉がこれを的確に表現しています。「このような病気が家庭に及ぼす影響は計りしれない。しかしその脅威が存在し続ける限り、当社が何十年にも及んで蓄積した蚊の研究と専門技術を活かし、取り組みと援助の手を差し伸べられることをありがたく思う。」
蚊による伝染病:ジカウイルスの発生
SCジョンソン社には、蚊によって媒介する病気に立ち向かうため、資金や製品を寄付してきた長い歴史があります。2016年初頭に世界保健機関(WHO)がジカ熱を世界的な健康危機であると宣言したとき、私たちはこの伝染病に対して支援をしなければと緊急の使命を感じました。当社の130年以上にわたる歴史の中でも、未曾有の事態でした。
WHOの宣言を待たずして、当時すでにジカ熱が危機的レベルに達していたブラジルに対応すべく、私たちは人員とリソースを動員し、その後ひき続き、ジカ熱が拡大しつつあった他のアメリカ諸地域に向かいました。
蚊よけ製品への需要に応えるべく24時間無休で複数の工場を稼働し続けることに加え、2016年2月、当社はデング熱やジカ熱といった、蚊によって媒介する病気と闘うご家庭に製品とサポートを提供すべく、1,500万ドル以上の寄付を行うと宣言しました。
そして2017年6月、そのお約束を達成しました。16か月以上にわたり、私たちは480万点以上のSCジョンソン社の虫よけ剤と殺虫剤を、提携先のNGOと非営利団体を介して配布し、さらに物流、配布と教育資料をカバーするための資金を寄付しました。
蚊の刺咬防止についてご家庭を支援
当社は寄付した製品を最も必要としている家族に配布するため、米国疾病予防管理センター財団、アメリカ赤十字社、Banco De Alimentos、ヘッドウォーターズ救済機関、フィーディング・アメリカ、AmeriCares、Associacao Saúde Criança、UNICEFなどの団体と提携しました。
非政府団体が製品とリソースを需要の高い地域に配送してくれる一方で、SCジョンソン社の社員は成分と原料の提供、製造、梱包、製品の配布、消費者とご家庭を対象とした蚊の刺咬を防止するための教育にいたるまで、惜しみなく尽力しました。
また私たちは、フィスク・ジョンソンが米国上院国土安全保障・政府問題委員会とのジカ熱討論会に、証人として招かれたことを光栄に思います。フィスク氏は「ジカ熱への国家的対策および保護」討論会にて発言の機会を与えられた5名の証人の一人でした。
また当社はセサミストリートと協力し、小さなお子様をもつご家庭に対して蚊刺予防についての意識向上と、重要な情報共有を行いました。「1,2,3 Stay Away Mosquitoes(イチニノサン、蚊よ、あっち行け)」プログラムでは、蚊を避ける、家から遠ざける、虫よけ製品を使うためのヒントを分かりやすくお伝えしました。
昆虫科学を支えに、ご家庭の健康を守ります
当社の専門分野である、蚊の媒介する病気との闘いは、SC Johnson Institute of Insect Science for Family Healthにおける60年以上もの研究に基づいています。都市昆虫学をあつかう研究所の中でも、世界最大の私有リサーチセンターの1つです。
当社の研究員は、昆虫生物学、生理学、生態学、行動学、毒物学の科学分野を研究し、その発展に寄与しています。当研究所では、ご家庭で昆虫とその媒介する病気からご自身の身を守っていただくための、虫よけの処方と送達システムのテストも行っています。当研究所からの見識は、SCジョンソン社におけるオフ!、レイド、ベイゴン、オータン、オールアウトや、ご家庭で世代を超えて信頼されてきたその他の消費者向け虫よけブランドの開発を助けてきました。