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公衆衛生機関が新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を抑制するために推奨している7つのこと

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を引き起こすウイルスが世界中に蔓延するにつれて、不安と懸念も広がっています。感染症に対する最善の予防法は、このウイルスへの曝露を避けることですが、感染症の拡大を抑制する上で、誰もが講じることができて、多大な影響力を持ちうる簡単な対策があります。ここでは、家庭や地域社会において他の人に感染を広げるリスクを最小限に抑えるために、世界の保健機関が推奨している最も一般的な対策のうちの7つをご紹介します。

1. 咳やくしゃみをする際には口と鼻を覆う
咳やくしゃみをしたりする際には、口と鼻をティッシュで覆い、使用済みティッシュは、ゴミ袋の設置されたゴミ箱に捨てます。  

2. 手を頻繁にかつ正しいやり方で洗う

特に、トイレに行った後、食事の前、鼻をかんだ後、咳やくしゃみをした後には、少なくとも20秒間かけて、石鹸と水で手を頻繁に洗います。石鹸と水が利用しにくい状況においては、60%以上のアルコールを含むアルコールベースの手指消毒剤を使用し、手のすべての表面が消毒剤で覆われるようにし、乾燥するまで両手をこすり合わせます。米国疾病予防管理センター(CDC)の手洗いウェブサイトには、詳細な手順と効果的な手洗い法に関する動画があります。

家庭での手洗い
手洗いの時間としては、CDCは、少なくとも20秒間にわたって石鹸やハンドソープを使って水で手を洗うことを推奨しています。
3. 目、鼻、口を洗っていない手で触らないようにする
人は1時間に約23回顔に触れると推定されています。ドアハンドル、キーボード、その他多数の一般的な表面に触れることによって、ウイルスが付着する可能性があります。疲れた目をこすったり、鼻や口に触れたりすると、ウイルスが手から体内に入る可能性があります。

4. 環境の清浄化と消毒
COVID-19がプラスチック、磁器、花崗岩、鋼鉄、銅などの表面でどのくらい生き残ることができるかはまだ分かっていません。差し当たっては、CDCは、頻繁に触れる表面や物体を毎日清掃することを推奨しています。そうした表面・物体としては、カウンター、テーブルトップ、ドアノブ、バスルーム備品、トイレ、電話、キーボード、タブレット、ベッドサイドテーブルなどが挙げられます。

COVID-19の感染拡大を防ぐために、これらのWHOとCDCのヒントに従ってください

5. 社会的距離を実践する
社会的距離とは、群衆を避けて自宅で過ごし、人前に出るときには自分と他の人との間に3〜6フィート(1〜2メートル)の距離を保つようにすることによって、ウイルス暴露のリスクを最小限に抑えることです。世界保健機関(WHO)は、病気の人や病気の可能性のある人々から離れて過ごすことがなぜ重要なのかについて、理由を説明する動画を作成しています。

6. 具合が悪い時は家にいる
新型コロナウイルスの拡大を抑制するための重要な方法は、具合の悪い人々を、健康な人から遠ざけることです。COVID-19に曝露した場合、または呼吸器症状(咳、くしゃみ、息切れなど)および/または100.4 F(38°C)以上の発熱がある場合には、出勤するべきではありません。これらの症状のいずれかが発生している場合には、かかりつけの医療専門家に電話をかけ、すぐに病院で診察を受けるようにします。

7. マスクを着用する
CDCは、公共の場および家族以外の人の前で、布製のフェイスカバーを着用することを勧めています。これは、社会的距離を維持できない場合に特に推奨されます。WHOは政府に対し、一般市民に非医療用の布製マスクの使用を奨励するよう勧告しています。

体調不良時の在宅勤務
具合が悪いときは、他人にうつさないように、自宅で過ごすようにします。

拡散を防ぐ方法の詳細については、こちらをご覧ください。

 

公衆衛生当局からの最新のガイダンスを反映するために、2020年7月に更新。