たったの1学年度で180万冊を読破した、SCジョンソン社主導の読書チャレンジ
会長兼CEOのフィスク・ジョンソンは、次のように語っています。「読む力というのは、不可欠かつ基本的なスキルであり、すべての子供に対して初等教育で必ず教えるべきである。読む力は、子供たちにとって世界への扉となり、また将来実りある教育を受けるための基盤となる。」
ですが、心に留めておくべき現実として、米国では楽しみのために読書をする子供の数は、たったの半数。米国や世界においては、半数を下回る地域もあります。子供たちに読書の習慣を与えることは、きわめて重要です。
読む力は、子供たちにとって世界への扉となり、将来の良い教育を受ける基盤となります。
SCジョンソン社会長兼CEO、フィスク・ジョンソン
コミュニティへのチャレンジを込めた読書プログラム
2011年に当社は、子供たちを元気づけ生涯にわたる読書への興味を引き出すための、独自のリテラシープログラムをコミュニティ内で行いました。ラシーンの子供たちに、その年の学年末までに100万冊の本を読むようチャレンジを投げかけました。
提携先のパートナーは、ラシーン市、ラシーン市の各小学校、ラシーン市民センター、ラシーンリテラシー委員会、Family Literacy of Racine、Cops ‘N Kids and Girls Inc.などです。
プログラムのコンセプトは、ラシーン市の1万人の小学生(公立、私立、教会教育を含めおよそ500校)が、1学年を通して一人平均100冊の本を読む、というものです。
地域内の子供たちは、先生や校長が当社の提供するプログラムツールキットを使用する教室はもちろんのこと、著者の訪問や、ライブでのパフォーマンスや音読、ボランティアの機会など、コミュニティのあちこちで身の回りのあらゆるテーマに関して読書にひたることになります。またSCジョンソン社は、より多くの子供たちが本にアクセスできるよう、コミュニティの移動図書館に資金提供しました。
さらにモチベーションと話題性を盛り上げるために、読書した本の数が最多の小学校には、当社から図書館新設のために10万ドルの寄付を贈呈することにしました。またピザパーティを開催したり、報酬を贈るなどして子供たちの努力を祝いました。
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読書にふける子供たち:それから1億2,500万ページ後...
私たちの甘い予想をはるかに上回り、ラシーンの子供たちはチャレンジの結果、180万冊の本を読みきりました。これは国内平均の年間読書量である、一人当たり40冊の4倍以上に相当します。2012年第一四半期において、ラシーン公立図書館における児童向け資料の貸し出しは25%近く増えました。
本チャレンジの終わりを飾り、当社は優勝したラシーン市ワデウィッツ小学校に10万ドルの図書館建設費を贈りました。次いで準優勝の学校には、各校2万5千ドルの図書館更新費用を贈りました。さらにSCジョンソン社は本プログラム全体を通して、小学校の生徒と学内図書館を対象に、1万冊以上の本を寄付しました。
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