メインコンテンツへ
5分間の読み物

たったの1学年度で180万冊を読破した、SCジョンソン社主導の読書チャレンジ

SCジョンソン社は何十年にもわたり、当社の慈善事業戦略の中核として教育を掲げてきました。活動の一端としては、社員の子供たちへの奨学金提供、STEM教育への投資コーネル大学の支援が挙げられます。すべての学びは読み書きから始まります。
 
会長兼CEOのフィスク・ジョンソンは、次のように語っています。「読む力というのは、不可欠かつ基本的なスキルであり、すべての子供に対して初等教育で必ず教えるべきである。読む力は、子供たちにとって世界への扉となり、また将来実りある教育を受けるための基盤となる。」 
 
ですが、心に留めておくべき現実として、米国では楽しみのために読書をする子供の数は、たったの半数。米国や世界においては、半数を下回る地域もあります。子供たちに読書の習慣を与えることは、きわめて重要です。
読む力は、子供たちにとって世界への扉となり、将来の良い教育を受ける基盤となります。

SCジョンソン社会長兼CEO、フィスク・ジョンソン

コミュニティへのチャレンジを込めた読書プログラム

2011年に当社は、子供たちを元気づけ生涯にわたる読書への興味を引き出すための、独自のリテラシープログラムをコミュニティ内で行いました。ラシーンの子供たちに、その年の学年末までに100万冊の本を読むようチャレンジを投げかけました。 

提携先のパートナーは、ラシーン市、ラシーン市の各小学校、ラシーン市民センター、ラシーンリテラシー委員会、Family Literacy of Racine、Cops ‘N Kids and Girls Inc.などです。

プログラムのコンセプトは、ラシーン市の1万人の小学生(公立、私立、教会教育を含めおよそ500校)が、1学年を通して一人平均100冊の本を読む、というものです。

地域内の子供たちは、先生や校長が当社の提供するプログラムツールキットを使用する教室はもちろんのこと、著者の訪問や、ライブでのパフォーマンスや音読、ボランティアの機会など、コミュニティのあちこちで身の回りのあらゆるテーマに関して読書にひたることになります。またSCジョンソン社は、より多くの子供たちが本にアクセスできるよう、コミュニティの移動図書館に資金提供しました。 

さらにモチベーションと話題性を盛り上げるために、読書した本の数が最多の小学校には、当社から図書館新設のために10万ドルの寄付を贈呈することにしました。またピザパーティを開催したり、報酬を贈るなどして子供たちの努力を祝いました。 

地域社会リテラシープログラム「読もうラシーン市:Dream Big!」をウィスコンシン州ラシーンで開幕するフィスク・ジョンソン。
楽しさいっぱいのコミュニティイベントで、チャレンジを開幕する会長兼CEOフィスク・ジョンソン。

読書にふける子供たち:それから1億2,500万ページ後...

私たちの甘い予想をはるかに上回り、ラシーンの子供たちはチャレンジの結果、180万冊の本を読みきりました。これは国内平均の年間読書量である、一人当たり40冊の4倍以上に相当します。2012年第一四半期において、ラシーン公立図書館における児童向け資料の貸し出しは25%近く増えました。

本チャレンジの終わりを飾り、当社は優勝したラシーン市ワデウィッツ小学校に10万ドルの図書館建設費を贈りました。次いで準優勝の学校には、各校2万5千ドルの図書館更新費用を贈りました。さらにSCジョンソン社は本プログラム全体を通して、小学校の生徒と学内図書館を対象に、1万冊以上の本を寄付しました。

5月に開催した祝賀イベントでは、いくつかのクラスにiPad、Kindleやギフトカードを贈呈しました。イベントでは、10代ポップスターのジャスミン・ヴィレガスを招きパフォーマンスも行いました。
 
フィスク・ジョンソンは次のように語ります。「今日のイベントでは、それぞれの達成を祝い合いました。ファミリーカンパニーとして、また長年ラシーン市に寄り添うコミュニティの一員として、当社は子供たちの未来に貢献できるよう力を入れており、読書はその中でも基礎となる支援です。」
100万冊読破を援助したSCジョンソンのプログラムについて、コミュニティの子供たちの感想を聞いてみましょう。