製品の透明性:SCジョンソン社では、お客様がご家族のために最適な選択をしていただけるよう、成分リストを提供しています
私たちにも家族がいます。大切な家族やペットのために納得できる製品を使いたいというお客様の気持ちを当社は理解しています。それは、私たちも同じ気持ちだからです。
しかし、世界中の多くの国で成分開示に関する法規制が一貫しておらず、また、全く規制がない国さえあります。業界標準がない中で、私たちは常に正しい行いを重視してきました。
SCジョンソン社の透明性重視の伝統
当社は2009年に、アメリカとカナダで製品の透明性プログラムを立ち上げ、活動を開始しました。私たちはご購入いただくSCジョンソン社製品について、できるだけ多くの情報を提供したいと考えました。最初は1つの地域でスタートしましたが、そのときすでに透明性をグローバルに展開すると決めていました。
10年後の現在、私たちはWhatsInsideSCJohnson.comの成分サイトで、当社の製品をお使いいただいている世界中の消費者の皆様に成分情報を提供しています。ヨーロッパ、アジア太平洋、そして中南米へと拡大し、あらゆる市場に同じ高水準と一貫した開示をもたらしています。
ここに至るまでに、初めての試みを数多く手がけてきました。たとえば、当社は初めて製品別の香料開示を行い、大半の会社が公開していない皮膚アレルゲンの開示プログラムを立ち上げました。当社は、芳香成分を製品処方の0.01パーセントまで世界中に開示した、最初の大手消費財メーカーです。
今後もこうした取り組みを続けていく所存です。当社はサプライヤーとも協議し、当社が調達する材料についても、可能な限り透明性を確保するよう努めています。さらに、当社は100%成分開示したフレグランスコレクションのように、成分について伝える機会を常に模索しています。
お客様にとってなぜ透明性が重要なのか?
世界中の消費者の皆様への約束
最初に何かを始めることや透明性を保つことは、簡単なことではありません。その過程で、成分情報を保護したいサプライヤーからの反対や、「独自の処方」を明かすことに対する社内での議論もありました。そして、開示の基盤になるデータベースとシステムの構築に多額の投資が必要だったことは言うまでもありません。
しかし、私たちが諦めなかったのは、それが正しい行いだと信じているからです。今日、人々は企業が製品の透明性に責任を持つべきだと考えています。これは、ブラジルからタイまで、世界中の消費者の皆様の声です。私たちも同じ考えです。
会長兼CEOのフィスク・ジョンソンは、成分の透明性を保つという約束を守ることについて、「私たちは成分の透明性を世界中で実行し、その過程で業界の透明性向上の推進に貢献してきたのです」と語っています。
「世界中で成分の透明性を実現したSCジョンソン社員の献身と努力を大変誇りに思います」とフィスクは述べています。「こうした努力を通して、SCジョンソン社は消費者の皆様の信用を得るための取り組みを今後も続けてまいります。ファミリーカンパニーとして、私たちはそうした価値を尊重し、その信頼を維持することに全力を尽くします。」
「この約束を守ることによって、私たちは世界中に成分の透明性をもたらし、その過程で、業界の透明性向上の推進に貢献してきました。」
- SCジョンソン社会長兼CEO、フィスク・ジョンソン
業界にリーダーシップとインサイトをもたらす
当社は正しい行いに投資することにより、業界に変化をもたらす一助にもなったと考えます。当社は、透明性を最優先とするだけでなく、スマートな規則を提唱することで、透明性に関する対話を生み出すことに寄与しました。
2018年には、世界中の思想的指導者とのインタビューを主催し、企業活動が人々の信頼に及ぼす影響について詳しく検討しました。このリサーチには、サステナビリティ、透明性、企業責任の各分野から30名を超える専門家が集結し『信頼の構築:なぜ透明性が方程式の一部でなければならないのか』という新しいホワイトペーパーの発表につながりました。
その他にも、インタビューに答えた人々は、信頼を構築するための透明性の力、人々の期待がどのように変化するかとその理由、透明性によってステークホルダーが企業に説明責任を課すことのできる仕組みなど、さまざまな見識を共有してくださいました。
製品情報の開示は、企業の責任の証
SCジョンソン社は長年、説明責任は重要であると信じてきました。
会長兼CEOが述べているように、ファミリーカンパニーである当社は、次の四半期の販売ノルマを達成することだけを考えて選択を行っているわけではありません。家族のダイニングテーブルで話し合われた結果が、この先何年も共にあるのと同じような方法で、当社は意思決定を行っています。
当社は、説明責任は非常に重要であると考えています。皆様がご家族に対して責任をもつように、当社も皆様に対し責任を果たしてまいります。