SCジョンソン社の声明:DEET配合の虫よけ製品は、ラベルの使用方法に従えば、安全にお使いいただくことができます
DEET(ディート)が及ぼす影響を疑問視する噂や記事が出ることがあります。当社ブランド「オフ!」の虫よけなどDEETを配合している製品でも、ラベルの使用方法に従えば、安全にお使いいただくことができます。
虫よけ剤の成分、DEET(ディート)について
DEETとしても知られているN、N-ジエチル-m-トルアミドは、多くの虫よけ処方に含まれる有効成分です。ほぼ無色の液体で、独特の微臭があります。DEETは、アメリカ陸軍が使用することを目的とし、1946年にアメリカ合衆国農務省(USDA)により開発されました。1957年には民間使用が開始されました。DEETは現在、ラベルの使用方法に従えば、大人も子供も直接肌に塗布して使用できる人体用虫よけ剤として承認されています。SCジョンソン社は、オータンやオフ!などのブランド名でDEET配合の製品を幅広く販売しています。当社は、「Greenlist™成分選択プログラム」を導入し、より良い成分を選択できるよう常に模索していますが、DEETは長きにわたり定評があります。DEETは、60年以上もの間、多くの人々が数えきれないほど使用してきました。
DEETに関する権威者たちのコメントを見てみましょう。
アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は、DEETやpicaridin(ピカリジン)などの有効成分配合の虫よけ剤を推奨しています。CDCは、DEETを使用することで効果的かつ確実に蚊から身を守ることができると説明します。また、DEET配合の虫よけ剤は、ラベルの説明通りに使用すれば、人体への使用が承認されています。
世界保健機関やCDCは、DEETは世界各地で問題となっているジカウイルスやデング熱、チクングニア熱を媒介するネッタイシマカなどの蚊を効果的に撃退することができると発表しています。また、高濃度のDEETを配合した製品は、ライム病を媒介するダニにも効力を発揮します。
DEETの仕組みを見てみましょう。
DEETは、多くの虫よけ剤処方に含まれる有効成分です。虫よけ剤がレーダー式速度違反取締装置のようなものだとイメージしてみてください。成虫のメスの蚊をはじめ、多くの昆虫は人間が吐き出す二酸化炭素(CO2)の臭いを嗅ぎ分けて人間のもとに寄ってきます。そこで虫よけ剤は刺咬昆虫の嗅覚受容体を刺激し、人間を食料だと認識しにくくさせます。
一般的に、虫よけ剤に配合されているDEETの量が多いほど、効果は持続します。ですが、有効成分の濃度が高ければ高いほど、その製品が蚊を駆除できるというわけではありません。蚊の多いエリアで長時間戸外にいる場合は高濃度のDEETが効果を発揮しますが、数時間の場合は低濃度でも十分に効果があります。
虫よけ製品の使用方法
虫よけ製品のご使用前には製品のラベルを必ずお読みになり、お客様ご自身とご家族にとって適切な製品をお使いいただくことをご確認ください。ご使用になる虫よけ製品につきましては、必ずメーカーの指示に従ってください。
- 蚊に刺されから身を守るため、虫よけ製品は露出している肌または衣服に塗布してお使いください。露出している肌または衣服に塗布し、衣服の下の肌には絶対に塗布しないでください。
- 日焼け止めをお使いになる場合は、日焼け止め、虫よけ製品の順に塗布してください。
- 虫よけ製品は、目や唇、耳へのご使用は避け、傷口や炎症を起こしている部分にはスプレーまたは塗布しないでください。
- 顔にお使いいただく場合は、先に手に塗布してから、顔や首に伸ばしてお使いください。
- 目に入ってしまった場合は、水で洗い流してください。
- 塗布後は、水と石鹸でしっかり手を洗ってください。
- お子様だけで使用しないでください。お子様に塗布する際は、大人の手にスプレーしてから、またはクリームの場合は大人の手に取ってから塗布してください。
- また、密室でのご使用や過度のご使用はおやめください。大量に塗布しても、効果や持続時間がアップするわけではありません。
- 虫よけ製品ごとに使用上の注意が異なるので、必ず製品のラベルを読んでから使用してください。
ファミリーカンパニーである当社にとって、SCジョンソン社製品をお使いになるご家族の健康と幸せ以上に大切なことはありません。当社の製品は、米国やカナダ、EUなど当社が参入している世界市場の政府規制当局が定めた基準や規則を満たし、それらを上回ることを目指しています。
当社のすべての製品と同様に、DEET配合の虫よけ製品も、ラベルの使用方法に従えば安全に使用することができます。