メインコンテンツへ
3分間の読み物

ファクトシート:SCジョンソン社のワックスデール工場

SCジョンソン社最大のグローバル製造工場は、60年以上にわたり本社が拠点を置くコミュニティ、ウィスコンシン州マウントプレザントにて操業しています。

現在、当施設「ワックスデール」では、毎年何百万もの信頼性の高い家庭用製品を世に送り出しています。ワックスデールで製造された製品は世界中でご愛用いただいています。また、ウィスコンシン州にある当施設内では最大級の風力発電機が稼動しています。 

ワックスデールおよび当施設の特徴についてご紹介します。

ワックスデールの規模はどのくらいですか? 

  • ワックスデールの建物面積は約20万平方メートル、フットボール場約36個分の広さで、

  • 主要通路は南北に約1.3キロ伸びています。

  • 施設内には独自の消防施設、医療センター、カフェテリアを併設しています。

  • また、防火システムには長さ約40キロメートルの専用パイプを備えています。

  • ワックスデールの製造現場には、16の完成品製造ラインと1つの部品製造工場があります。

ワックスデールではどの製品を製造していますか? 

  • 当施設ではグレード、Windex®、プレッジ、スクラビングバブル、シャウト、レイド、オフ!を製造しています。どれも信頼性の高い家庭用製品です。

  • また、エアゾール製品において、単独施設としては世界最大・最速の生産力を誇り、毎年4億3,000万本のスプレー缶を製造しています。

  • 一部のラインでは毎分最大600本のスプレー缶を製造可能です。

  • ワックスデール全体では、毎年6,000万ケースの製品を製造しています。

ワックスデールは環境への負荷を低減するためにどのような取り組みをしていますか?

  • 2012年、SCジョンソン社はワックスデールに高さ126メートルの風力発電機2基を完成させました。年間約800万キロワット時の電力を生み出し、これは700戸の家庭の年間電力消費量に相当します。

  • 風力発電機は年間約6,000トンものCO2排出量を削減しています。

  • ワックスデールでは、2000年代半ばから導入している2基の熱電供給タービンも併せて稼動させ、現在使用する電力のほぼすべてを敷地内で発電可能となっています。

  • 熱電供給システムでは、近隣の公共埋立地の廃棄物から発生するメタンガスや大気汚染の少ない天然ガスを活用し発電しています。

  • SCジョンソン社のその他の施設と同様に、ワックスデールも産業廃棄物の継続的な削減に取り組んでいます。

  • また、アイドリングストップポリシーを導入しているほか、トレーラーを倉庫のドックドア間でけん引する業務用トラックには、バイオディーゼル燃料を使用しています。

  • SCジョンソン社は、貨物積載ソフトウェアを活用して製品輸送に使用されるトラック1台あたりの積載可能量を増やし、全体の出荷用トラック台数とその排出物を削減しています。
「ワックスデール」と呼ばれるSCジョンソン社の製造施設
ワックスデールで稼動する2基の風力発電機は全高126メートル。当施設近隣エリアに空高くそびえ立っています。

ワックスデールの風力発電機について:

  • 形式:ギアをなくすことで、摩耗を減らしエネルギー収量を増やします。

  • 発電機:永久磁石同期発電機

  • 定格電力:1,500kW

  • タワー/ハブの高さ:85m

  • ブレードの長さ:41m

  • 全高:126m

  • 速度範囲:9~17.3rpm

  • 型番:Vensys 1.5 MW 82

  • 基礎:コンクリート800トン以上、鋼棒36トン以上を投入し、深さ3メートル以上に延伸。安定性・悪天候への耐久性を確保します。

  • 機能・速度:風速毎時11キロメートルでブレードが回転し、風速毎時80キロメートルを超えると回転が停止します。ナセルは360度回転して全方位の風向きに対応し、ブレードのピッチ角(取付け角)を風に合わせて調整します。ブレードのピッチ制御システムは発電出力とモーター速度を調節し、効率的な発電を可能にします。