SCジョンソン社現会長兼CEO、フィスク・ジョンソン
H・フィスク・ジョンソン(SCジョンソン&サン会長兼CEO、取締役会議長)は、1987年にSCジョンソン社に入社し、国内外において経営やマーケティング分野の上級管理職を歴任。その後、134年続くSCジョンソン社のジョンソンファミリー5代目経営者に就任しました。
フィスクは、大統領科学技術諮問委員会のメンバーです。また、ザ・コンシューマー・グッズ・フォーラムの理事でもあり、2002年からは米国通商代表部の貿易政策交渉諮問委員会の委員を務めています。
フィスクは1993年から2001年までコーネル大学の評議員を務め、現在は同大学の名誉教授でもあります。2002年から2011年まではコンサベーション・インターナショナルの取締役を、それ以前は、エナジャイザー・ホールディングス社、ジョンソン・アウトドアーズ社の取締役を務めました。
また2004年から2008年まで、「持続可能な開発のための経済人会議(World Business Council for Sustainable Development)」のメンバーでもありました。同氏はフロリダ・サザン大学の第77代名誉総長に任命され、名誉博士号を受けました。また、2011年6月には、ウィルフリッド・ローリエ大学の名誉法学博士号も受けています。
SCジョンソン社、経営者一族の歴史
2016年、フィスクは透明性への取り組みと持続可能なビジネス戦略の功績が認められ、CECP(慈善事業推進委員会)よりファウンダーズ・フォース・フォー・グッド・アワードを授与されました。2015年、フィスクのリーダーシップにより、SCジョンソン社は、持続可能な開発において功績を収めた国際的企業に贈られる世界環境センターゴールドメダルを受賞しました。また、2007年には米国国際ビジネス評議会の国際ビジネスリーダーシップ賞を受賞しました。
フィスクはコーネル大学より、経済教育分野において2009年度ロバート・S・ハットフィールド・フェローの栄誉を受け、同年に同大学にてハットフィールド・レクチャー講演を行いました。2013年には、コーネル大学MBAジョンソン校より、ディーン・L・ジョセフ・トーマス・リーダーシップ・アワードを授与されました。これは偉業を成し遂げた卒業生に贈られる最も栄誉ある賞です。
フィスクは、化学と物理学の学士号をはじめ、工学修士号、物理学の科学修士号、MBA、物理学の博士号を、すべてコーネル大学で取得しています。
プライベートでは、娘との時間を大切にする献身的な父という顔も持ち、また、2,000時間以上の飛行時間を誇る経験豊富なパイロットで、複数の航空機を操縦し、熱心なスキューバダイバーでもあります。また、アウトドアスポーツも数多く楽しんでいます。